有村純一を含むSMBC日興証券の歴代社長

はじめに

SMBC日興証券は言わずと知れた大手証券会社です。別のページでその歴史に少し触れましたが、古くは日興証券株式会社から、数々の苦境を乗り越えて今日に至ります。その歴史の中では、有村純一をはじめ、多くの人物が代表取締役として陣頭指揮をとってきました。

このページでは改めて有村純一を紹介するとともに、日興証券が誕生して以来、これまでの代表取締役を一覧にしてご紹介したいと思います。

有村純一とは

有村純一は1949年に生まれで、慶應義塾大学を卒業後、日興証券に入社しました。1997年には日興証券の取締役に就任し、2001年には日興コーディアル証券の代表取締役社長となっています。有村純一が取締役に就任した1997年は、日本は平成不況の真っただ中であり、多くの金融機関が経営破綻する中、日興証券は生き残りを図るための戦略的な動きを求められていました。

このような不況下で、有村純一は1998年に米国のシティグループ傘下のソロモン・ブラザーズとの資本提携を主導し、国際ホールセール部門の合弁会社である日興ソロモン・スミス・バーニー証券を設立しました。この提携は、日興証券の国際的な競争力を高める重要な一歩となりました。

2001年からは、日興証券が組織体制の改革を始めていきます。日興証券分割準備株式会社が設立され、同年10月に日興証券株式会社の証券業務を全て承継し、日興コーディアル証券株式会社に社名変更されました。同時に、日興証券株式会社は持株会社として株式会社日興コーディアルグループに改称しました。

この組織再編の中で、有村純一は日興コーディアル証券の代表取締役に就任し、2003年には日興コーディアルグループの代表取締役も兼任しました。当時53歳という若さでグループのトップに立った彼の就任は、大きな注目を集めました。

SMBC日興証券の歴代社長-有村純一は何代目?-

ここからは、このページの主題である、SMBC日興証券の歴代社長についてご紹介します。

01代(1944年~1952年):遠山 元一 ※日興証券
02代(1952年~1964年):吉野 岳三 ※日興証券

03代(1964年~1970年):湊 守篤  ※日興証券

04代(1970年~1973年):渡辺 省吾 ※日興証券
05代(1973年~1975年):早瀬 鎮雄 ※日興証券
06代(1975年~1981年):中山 好三 ※日興証券
07代(1981年~1986年):梅村 正司 ※日興証券
08代(1986年~1991年):岩崎 琢弥 ※日興証券
09代(1991年~1997年):高尾 吉郎 ※日興証券
10代(1997年~2001年):金子 昌資 ※日興証券

10代(2001年~2003年):金子 昌資 ※日興コーディアル証券
11代(2003年~2006年):有村 純一 ※日興コーディアル証券

12代(2006年~2008年):北林 幹生 ※日興コーディアル証券
13代(2008年~2011年):渡辺 英二 ※日興コーディアル証券

13代(2011年~2013年):渡辺 英二 ※SMBC日興証券
14代(2013年~2016年):久保 哲也 ※SMBC日興証券
15代(2016年~2020年):清水 喜彦 ※SMBC日興証券
16代(2020年~2024年):近藤 雄一郎 ※SMBC日興証券

17代(2024年~現在 ): 吉岡 秀二 ※SMBC日興証券

有村純一は11代目の代表取締役社長でした。

有村純一の社長就任時のコメント

2003年に有村純一が前任の金子昌資から社長のバトンの受け取った当時は、グループのトップを11歳も若返らせたとニュースになっていました。

有村純一は会見で、「個人金融資産の拡大が最大の課題。足場は固まっており、今後は成長戦略の大きな絵を描いていきたい」と意気込みを語っています。事実、法人部門関連は好調で、米シティグループとの資本提携も存続を強調していました。

そのほか、企業再生ビジネスのテコ入れも図るなど、市況が低迷しても安定的な収益が確保できるよう、事業の多角化を進めることに言及していたようです。

画像左が有村純一

(引用元:四国新聞社SHIKOKUNEWS)

まとめ

このページでは、有村純一を含むSMBC日興証券株式会社の歴代社長についてご紹介しました。

有村純一をはじめ、数々の苦境を乗り越え、日興証券のバトンを現代までつないできた人物たちです。また別の機会に、有村純一以外の社長についてもご紹介したいと思います。

気になる社長がいれば、ぜひ教えてください。

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